黒田官兵衛 本

2024年1月24日 (水)

本・武士とは何か ②(2022/10)・呉座勇一

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16 足利尊氏「この世は夢のごとくに候」
17 北畠親房「一命を以て先皇に報い奉る」
18 一条経嗣「愚身ひとえに諂諛をもって先となす」
19 山名宗全「例という文字をば、向後は時という文字にかえて御心得あるべし」
20 細川勝元「正体無き者は王とも存ぜざる事なり」
21 斎藤道三「山城が子供、たわけが門外に馬を繋ぐべき事、案の内にて候」
22 今川義元「自分の力量を以て国の法度を申し付く」
23 毛利元就「ただただ三人御滅亡と思し召さるべく候」
24 上杉謙信「信玄ははかりごとある人にて、法師武者を大勢仕立ておかれ候」
25 織田信長「日向守働き、天下の面目をほどこし候」
26 明智光秀「仏の嘘をば方便と云い、武士のうそをば武略と云う」
27 森蘭丸 「父が討死の跡にて候えば坂本を賜れ」
28 豊臣秀吉「秀吉若輩之時、狐と成て、信長公の幕下の属す」
29 黒田長政「今になりて、我らが分別、鑓先にあり」
30 徳川家康「万一負け候わば、弔い合戦すべしと人数を揃え上って能く候わん」
31 石田三成「大将をする者は命を全うして、後日の合戦右心に懸る也」
32 真田信繁「忠義に軽重無し、禄の多少によるべきや」
33 伊達政宗「奪うべき時期だに身に授からぬ天下なれば望みなし
終 章 中世武士から近世武士へ
主要参考文献

 

16 足利尊氏「この世は夢のごとくに候」
戦前は逆賊?
そんなものなのか!
それほど後醍醐天皇は正しいのか?
北条時行の「中先代の乱」
足利直義が敗走!
尊氏が救援に向かう!
征夷大将軍を求める!
単に戦いの都合である!!
が後醍醐天皇は自立を恐れて与えないが、出陣する!

尊氏は関東を治め棄教しようとするが………
が新田義貞、楠木正成を破り講和になる!
三種の神器の返還!
に対して後醍醐天皇は??
・太上天皇の尊号を贈られ
・息子が皇太子に
・京で上皇として生活できる
・院政をひける

尊氏は隠遁しようとした!
この行為は後醍醐天皇に伝わらず、三種の神器を渡しながら、
偽物と言い吉野に走る………
南北朝である!
これを読むと、混乱は避けられた??
が、いずれ対立する!!


17 北畠親房「一命を以て先皇に報い奉る」
北畠親房は「建武の新政」から政界に復帰している!
「神皇正統記」
顕家も活躍する!!
南朝の忠臣とされる!
官位で武士を釣る??
理由は分からないが、南朝に尽くした!!


18 一条経嗣「愚身ひとえに諂諛をもって先となす」
義満の天皇家簒奪!
これは「北方謙三」で知った!!
これは戦前から唱えられていた??

「准母」
義満の正室 日野康子である!
後小松天皇生母が危機になり、
義満は生母の代わりに「准母」を立てるべきだと!
一条経嗣らは忖度して、日野康子を推挙する!
実際に生母が亡くなり准母になる!
義満は「准父」になり、太上天皇になることだと?

一条経嗣らはのらりくらりかわした??
「准母」だけは認めた………
天皇家の危機は脱した!!
【実際に簒奪しようとしたのか???】


19 山名宗全「例という文字をば、向後は時という文字にかえて御心得あるべし」
著者には「応仁の乱」がある!
図書館で予約件数250か?
ただし在籍が20冊以上ある!
こうなれば予約は20件ぐらいになる?

山名宗全!
何事も前例で自説を強調する!
これからは「例」を変えて「時」を使えと!
「例」はその時の「例」である!
時代により変わる?
だから武家に天下を奪われた??
私のような賤しいものが高貴な方と対しているのは「時」である!

6代将軍義教が赤松満祐に暗殺される!
この討伐軍に参加する!
どうもクーデターを起こす!
下剋上の申し子??
保守的なところもあり、
古典的教養も備えている!
家柄や身分が重要な時代から実力本位の戦国時代に移行する、
過度軌を象徴する人物だと!
【ダラダラと応仁の乱で京を破壊した??】


20 細川政元「正体無き者は王とも存ぜざる事なり」
細川勝元ではない!! 息子である!!

「明応二年 1493年 明応の政変」
応仁の乱後、この明応の政変で幕府は止めを刺された!
この仕掛人である!
10代将軍 義稙と不仲である?
義稙が京を留守した時、日野富子と組んでクーデターを起こし、
義澄を新将軍に擁立する!
義稙逃亡!
政元は実力者である!

この時期幕府は金がない!
天皇崩御、新天皇即位の費用が出せない?
出さないのか?
政元は、
「即位式など無駄である、即位式を行っても実績が必要である!
 現状でも『王』と認めている! だから大金を投じて大掛かりな儀式は必要ない」
自身も家臣に暗殺される!!


21 斎藤道三「山城が子供、たわけが門外に馬を繋ぐべき事、案の内にて候」
「司馬遼太郎 国盗り物語」
これは親父の本棚から探して読んだ!
メチャメチャ興奮した!
もう冷めているが………

親子二代の国盗りだと!
歴史的には創作だと言うことが多い??
・油売り
・義龍は道三の実子ではなく、頼芸が実父
・「まむし」も坂口安吾が捜索した!

逆に本当なのは??
・正徳時の信長との会見
・たわけ??
道三は自分で信長を見て判断した!
「信秀ほどの武将が廃嫡していない」
「信玄は信長の日常生活を聞いて考え込んだ」
要は見る目のある人間しか分からない?
「英雄、英雄を知る」


22 今川義元「自分の力量を以て国の法度を申し付く」
桶狭間の合戦である!
果たして尾張侵攻の今川義元の目的は??
桶狭間の戦いも変わって来ている!
・奇襲
・兵力

要は今川義元は戦国武将だと!
「守護使不入」
有力寺社が徴税を拒否できる??
しかし義元は
「自力で法を定め領国を統治しているので、無効だと」
軟弱ではないと!!


23 毛利元就「ただただ三人御滅亡と思し召さるべく候」
元就の実像は残っている!
手紙が多く残っている!
「謀多きは勝ち、少なきは負ける」
これを実践したのか??

息子たちへの不満がある!
後継者 隆元への不満!
「無才無器量」
吉川元春、小早川隆景が弟である!
不満があり元就に手紙で訴える!
その返事を書いている!

三子教訓状!! 14箇条からなる!!
第一条  毛利の苗字を末代まで廃れぬように心がけよ。
第二条  毛利の二字を疎かにしてはならぬ
第三条  三人の間柄が少しでも分け隔てがあれば、とも滅亡すると思え
第四条  隆元は元春・隆景を力にして、すべてのことを指図せよ
第七条  亡き母、妙玖の供養も三人が仲良くすることと!


24 上杉謙信「信玄ははかりごとある人にて、法師武者を大勢仕立ておかれ候」
武田信玄の項目みたい??
「甲陽軍鑑」
どうも本物のようだ?
内容は別であるが………

著者は、本能寺の変で「立花京子」「明智………」を批判していた!
どちらも好きではない?
今回は井沢元彦である??
井沢元彦は、考えてみればおかしいじゃないですか?
そんなことあり得る??
そう言う言い方が多いと思う??
最近は読んでいない?? 【疲れる??】

甲陽軍鑑だけでなく「山本勘助」も実在を疑われていたが、史料で確認された!
川中島合戦 啄木鳥戦法!
これは出来ないと実証されている?
【夢が無くなる】
それでも他に史料が無いので使われる??
謙信、信玄の一騎打ち??
信玄には影武者がいた??
「甲陽軍鑑」の内容は確認されていないが、
無理やり使っている???


25 織田信長「日向守働き、天下の面目をほどこし候」
革命児?? 改革者??
・鉄砲三段撃ち
・兵農分離
・楽市楽座………

鉄砲三段撃ちは否定されている!
鈴木慎哉、藤本正行である! 著作を読んでいる!

兵農分離も完全ではない!
同様に「楽市楽座」の以前からあったと!
でも信長は上手く利用した!!

信長は世間体を気にし、空気を読む!
「外聞」「諸人」「世間」
本当かな??

佐久間信盛への弾劾状の追放理由!
・丹波は明智光秀が平定し、天下に面目をほどこした!
・羽柴秀吉は数カ国で比類ない功績を上げた!
・池田恒興は小禄ながら短期間で花熊を攻略し、これも天下の称賛を得た!
・柴田勝家は彼らの働きを聞き、すでに越前一国を領している身ながら、
天下の評判を気にかけて、今春加賀に進撃し、一国を平定した!
しかるに、五年間石山本願寺と戦かわず無駄に過ごした!
天下も面目を失った!


26 明智光秀「仏の嘘をば方便と云い、武士のうそをば武略と云う」
個人的には好きな戦国武将である!
要は出自もよく分からない!
庶民からは慕われる!
「仏の嘘を方便と言い、武士の嘘を武略と言う、百姓は可愛きことなり」『老人雑話』
天下を狙ったのか??


27 森蘭丸 「父が討死の跡にて候えば坂本を賜れ」
森蘭丸とは……… 武将と言うには実績がない!
光秀の敵??

初めて知る話である!
信長は蘭丸を光秀の娘の婿にしようとした!
が光秀は断り、忠興に与える!!
信長の縁談を断れるのか?

・森蘭丸   永禄8年(1565年)~天正10年(1582年6月21日)
・ガラシャ  永禄6年(1563年)~慶長5年(1600年8月25日)
・忠興と結婚 天正6年(1578年)
何時の話か??

まずガラシャは美人だったのか?
蘭丸も美男だったのか?
信長と男色関係は??

蘭丸は信長に父の遺領 志賀郡を望むが光秀領である!
取り上げる分けに行かずに縁談??
森可成は坂本で戦死している?
戦死は最大の戦功だと!!


28 豊臣秀吉「秀吉若輩之時、狐と成て、信長公の幕下の属す」
秀吉も出自は分からない?
説が多過ぎる??
乞食もしていた?
天皇のご落胤??
劣等感と自負心??
親類も家臣もいないが、のし上がる??
秀吉若輩之時、狐と成て、信長公の幕下の属す」

鶴岡八幡宮に参拝し、頼朝木像に言う!
「我と御身は共に微小の身から天下を平らげた!
しかし御身は天皇の後胤であり、父祖は関東を従えていた!
故に流人の身から挙兵しても多く者が従った!
我は氏も系図も無いが天下を取った!
御身より我の勝ちなり
しかし御身と我は天下友達なり」


29 黒田長政「今になりて、我らが分別、鑓先にあり」
関ヶ原では活躍した?
小早川秀秋を裏切らさせ、毛利も動かさなかった?
出典を研究すると、本当かなと!
秀秋が逆に徳川に襲いかかったら?
これを長政は、今さら知るか、戦うだけだと!!

家康の秀秋に対する「問鉄砲」は??
どうもなかったようだ………


30 徳川家康「万一負け候わば、弔い合戦すべしと人数を揃え上って能く候わん」
徳川は兵を二分した!
家康と秀忠である!
どちらが本軍なのとよく言われるが………
秀忠は中山道を行き真田を攻略する!
予定通りである!
家康は江戸を動かなかったが、正則らが岐阜城を攻めたので、出陣した!
秀忠にも急ぐように連絡した!
この使者が遅れ、あわてて秀忠は向かうがバラバラで向かう??
遅れて家康に叱責される!
榊原康政がとりなした?? どうもそれは無さそうである!
叱責の理由は、もし家康が敗れれば弔い合戦になのに、バラバラで来るとは?
流石と言うべきか!


31 石田三成「大将をする者は命を全うして、後日の合戦右心に懸る也」
「司馬遼太郎 関ケ原」
このイメージは大きい!!
個人的にはここから始まり、著者たちにより修正されて行った??
・かくまった百姓に罪が及ばないように突き出せた?
・戦い敗れて、東軍諸将に、もう一戦しようと生き延びたと!

司馬遼太郎では捕らえられて諸将の反応がある!
・細川忠興  会釈して通り過ぎる! 正解か?
・福島正則  罵倒のし合い!
・小早川秀秋 三成に罵倒される!
・黒田長政  勝敗は時の運と慰めて、自分の羽織をかける?

まず福島正則は、三成の言い分はもっともだと!
罵倒などしていない??

黒田長政である! 司馬遼太郎では最後のイメージ作りの演技に入った??
どうもそうでもなさそう………
【夢が無くなる………】

江戸時代から何も佞臣というイメージだけではなく、忠臣のと言われていたようだ?


32 真田信繁「忠義に軽重無し、禄の多少によるべきや」
確かに活躍したが、そんな大物ではない??
個人的には子供の頃、白戸三平の漫画に惹かれた??
真田忍群??

実戦は??? しょせん信濃の小領主である!
大阪の陣で徳川から「信濃一国」の条件を示された!
あり得ない話である!
誘いはあったが果たして条件は???
反徳川というべき家である!
兄信幸の、昌幸の幸を「信之」と変えている?
信濃の大名を何処に持って行くのか??
ついでに言うと、後藤又兵衛も同じような話があるが………


33 伊達政宗「奪うべき時期だに身に授からぬ天下なれば望みなし」
うわさが絶えない政宗である!
遅れてきた戦国武将?
したたかである!
絶えず陰謀をめぐらせている??
・小田原への参陣の遅れ? 家督争い?
・蒲生氏郷と葛西大崎一揆を平定するが、政宗自身が一揆を煽動!
・上杉領の旧領6郡49万石の領土の自力回復を許す旨の書状「百万石のお墨付き」
・大阪の陣でも疑われる??
なんやかんやと忙しい!
家康危篤時、謀犯を疑われて秀忠の軍が伊達領を攻める??
その時家康の見舞いに行き、誤解を解く?
最後の戦国武将か?


終 章 中世武士から近世武士へ
◆ 武士は京で生まれた?
関東などは傍流、セミプロだと!
がその傍流が主流になった?

◆ 「武士道」
ひたすら主君に尽くす?
中世では、畠山重忠の項で否定されている!
御恩と奉公!
見限ることは当たり前だと!
江戸時代とは違う!!

◆ 頼朝の時代………
河村義秀は、弓馬の達人で平氏方の大庭景親に従って石橋山の戦いで源頼朝を破る!
義秀もまた河村郷を没収されて大庭景義の預かりとなり、斬刑を言い渡される!
10年も経って義秀を密かに匿ってた大庭景義の推薦で流鏑馬神事に参加!
頼朝は斬首を命じたはずだと機嫌悪くなる!
が、義秀は全て達成したため頼朝もその罪を許す………
景義の進言があり、旧領の河村郷も還付する!
そう言う例が多いようだ!!
名誉感情がある!!

◆ 報復の連鎖! 「やられたらやりかえす」
チェチェン共和国みたいである!
報復の連鎖を回避するには?
・第三者による調停
・徹底的な殲滅
殺しの、そうした例は多い!
・清盛が頼朝を助けた
・頼朝は義経の男児を殺している
・頼朝は木曽義高を殺している
・頼朝旗上げ時、三浦は和田と戦っている!
和田合戦で三浦は遺恨、復讐した!

◆ 武士の教養!
平安時代は騎射出来ればよかった??
が、鎌倉幕が成立し武士も勉強しなければならない!
鎌倉時代の武士は字も読めない!
代筆屋もいたのか??
譲り状に遺産相続もある!
仮名しか読めない??

◆ 室町時代も変わらない?
応仁の乱も面子の問題か??

◆ 戦国大名
武士たちの一揆! 盟約、連合!
紛争を平和的に解決する!
がこれは戦国大名の分国法・裁判に変わる!!

喧嘩両成敗である!!
⑴ 喧嘩は理由を問わず、両者とも死罪
⑵ 攻撃されても自重する、さすれば非があろうとも勝訴である!

自力救済の論理を自力救済否定の論理が凌駕した時、
中世が終わり近世が始まる!!

◆ 太平の世の武士
・中世   主従関係は絶対ではない 離脱出来る!
・江戸時代 忠義を尽くす相手が主君個人から「御家」に変わる!
江戸時代に武士は牙を抜かれる!
覚醒は幕末になる………

 

あとがき
「名言」「名セリフ」を読み解く!
【創作が多いが………】
これが武士の本質的な問いにつながる!
歴史の新しい楽しみ方を発見してもらえれば、
これに勝る喜びは無いと!!

 

主要参考文献

 


武士とは何か ②・呉座勇一

 

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