« 本・感染症の世界史 ②(2018/1)・石弘之 | トップページ | 本・環境再興史 よみがえる日本の自然 ②(2019/9)・石弘之 »

2024年3月24日 (日)

本・環境再興史 よみがえる日本の自然 ➀(2019/9)・石弘之

Photo_20240321015701

経済成長が最も優先された戦後の日本。豊かさと引きかえに、
水や大気は徹底的に汚染され、森を奪われた動物たちは絶滅の危機に瀕した!
それから30年余りで、目を見張るほどの再生を見せている!
その陰では、市民、研究者、自治体職員が死力を尽くしていた!
日本の環境を見続けてきた著者による唯一無二の書!

 

著者の本は「砂戦争」で初めて読んだ!
メチャメチャ面白かった
もっともブックオフである!
調べると沢山の著作がある!
図書館にも在籍している!
順次図書館とブックオフで読んで行きたい!

で、本書である!
政治家との対話、嫌がらせ、圧力を感じる!
開発、生活か?? それとも保護か?

第一章 鳥たちが戻ってきた    絶滅寸前からの復活
第二章 きれいになった水と大気  取り組み?
第三章 どこへ行く日本の環境   原子力含む?

著者らしい本と思える?
内容は下記の通りである!!

 


まえがき
第一章 鳥たちが戻ってきた
第二章 きれいになった水と大気


第三章 どこへ行く日本の環境
あとがき
参考文献

 

まえがき
日本の環境が劇的に回復した例である!
・乱獲と生息地の破壊で33羽まで減ったタンチョウ33羽が1800羽に回復した!
そう言う例が並んでいる!
・大気汚染
・工場排水
・海洋汚染………

公害、自然破壊と言われて580年経つ!
・東南アジアでは熱帯林を大量に伐採
・他国の近海に漁船団を送り込む
・廃プラスチックを海外に押し付けた………

国連でヨーロッパから言われる!
「ソ連の軍事的脅威と日本の経済的脅威がなければ、世界はどんなに平和か」

著者の実感である!!
・東京から富士山の見える日? 22日~138日に
・隅田川の花火は中止、両国の川開きも中止!

日本国内の公害、環境問題に絞っている!!

 

第一章 鳥たちが戻ってきた
1 「千羽鶴」になったタンチョウ
こう言う話は、たまに聞くし目にするので漠然と知っている!
著者により教えられる!
ツルはお袋が「つるゑ」だったので身近に感じているが、知らないし見たのは自然の中ではない!
ツルに鯉は食べられたそうだが、違和感がある!
当然ツルにも種類がある!
マナズル、クロズル、アネハズル、ソデグロズル、カナダズル………

ツルは日本人にはなじみが深い!
「万葉集」「大和絵」
食用にもされ、徳川幕府は天皇に献上する!
なので禁制対象か??
・1611年~1490年 179年間で183羽捕獲される!
天皇に献上し、残りを大名に振舞う??
食べられない??

明治維新で禁鳥制度廃止!
大正時代には絶滅と思われた?
・1924年 釧路湿原で十数羽目撃される!
・1935年 天然記念物に指定
・1952~53年 33羽確認! 特別天然記念物に!
・1962年 178羽
・1988年 424羽
・2000年 740羽
・2004年 1000羽を超える
・2015年 1800羽
順調に回復している?

餌付けの場所は23ヶ所ある!
・ロシア南東部
・中国
・韓国北部
・北朝鮮
大陸には3400羽生息!
朝鮮半島では非武装地帯が自然が残されて繁殖場になる!
【ジェラシック・パークシリーズ 生命はどんなことをしても生き残ろうとする】
当然農作物も荒らされる!
保護のためだと黙認する農家もあるが………

タンチョウにとって好適な環境の湿原は減少している!
が、給餌は減らして自給自足させなければならない!
そうなればなお農作物を食べに来る!
タンチョウで町おこししている町もある!

・2018年 「鴨居村タンチョウと共生する村つくり推進会議」
農業、観光、自然保護の代表が集まる!
問題山積か??

【個人的偏見】
自然は長い年月をかけて生きてきた!
それを短時間で人間の都合の良い方に変化させ、生態系を狂わせている?
・子どもの頃はどぶ川、ドジョウ、ため池が沢山あった?
・蛙もそこら中にいた………
・これは良いことだが、蚊がいなくなり、日本脳炎を聞かなくなった!
・ドイツで川によどみを作らなければと言う話があった!
・一つ狂うと全体が狂う!


2 孤島で全滅を免れたアホウドリ
・1988年 新聞記者の著者は尖閣諸島を飛行機で見る!
アホウドリを見つける!
国内2番目の繁殖地の発見である!
【尖閣のニュースで聞いたことがないが………】
推定100羽以下!
アホウドリは尖閣諸島と伊豆諸島の鳥島に集中する!
ここは大きな噴火でもあれば絶滅する!
【NHK 沖縄の方か? 同じ花で開花時期がずれる? 台風で同時期に全滅しないため?】

350キロ離れた小笠原諸島の聟島に移住させる!
・2008年 ヒナ10羽を動かす!
順調に成長! これが尖閣諸島から来ているのが発見される!

鳥島には漂流民が到着する!
ジョン万次郎もここに流れた!
ここは水も食料もない!
ただアホウドリが島を埋め尽くしている!
11月から3月は島に留まっている!
鶏卵の6倍ある卵!
殻は水を貯めて、肉は干し肉にする!
簡単に撲殺できる!
4月~5月で島を離れて10月に繁殖のために戻る!
ここで大量に撲殺する!
・1902年までに500万羽殺している??
羽毛も輸出される!

・1930年 2000羽しか生存していない?
・1949年 絶滅宣言される?
・1951年 観測所の職員が10羽ほど発見する!
・1973年 成鳥25羽、ヒナ24羽発見される!
・1980年 ヒナ51羽
・1999年 1000羽
・2008羽 2000羽
・2018年 5500羽

アホウドリの名称を変えたい!
確かに「アホな鳥????」

こう言う場合、必ず人生をかけて保護に奔る人間がいる!!


3 大空にガンが返ってきた
ガン、雁………
【越後獅子の唄 雁が泣く泣く城下町 どこにでもある!】

・1975~88年 宮島沼水鳥・湿地センター 500羽
・1997年 4万羽を超える!

日本は雁に特別な思いがある!
日本にとってはありふれた鳥だった!
 
中国古典 蘓武!
匈奴の捕虜になり、雁の足に手紙を付ける??
これは絶対に嘘やと!!
「幸せを運ぶ鳥である???」

・1940年代 ≒6万羽飛来!
・1970年   5千羽
湿地、沼地は埋め立てられてる!
護岸工事、ゴルフ場、宅地に変わる!

・1973年 ソ連科学アカデミーからの手紙!
シベリアから飛び立った渡り鳥が日本から帰ってくる数が少ないと?
ようやく渡り鳥が国際的な存在ということが分かる!
ガン・鴨を守れと!
・1970年 5790羽
・1990年 2万羽
・1997年 5万羽
・2002年 10万羽
・2018年 25万3千羽

越冬地ではフンによる水質悪化がある!

・1972年 宮城県伊豆沼 3400羽飛来!
近年では10万羽飛来!
イネの被害もある!
ただイネの調査では、被害は0.5%しかないようだ!

「NPO法人・田んぼ」
・1998年 「ふゆみずたんぼ」
ガンと共生する有機農法 冬も田んぼに水を張る!
・1980年 2~3千羽が8万羽になると!
観光資源にもなり全国に広がる!

シジュウカラガン 
絶滅かと思われたが、アリューシャン列島で200~300の群れを発見!
仙台市八木山動物公園 繁殖の中心になり、日米ロの三国共同事業になる!
3ヶ国で20万羽に達している!

これだけ増えると、増えすぎが問題になる!
越冬地が超満員になり、エサも不足してくる!
水田も変わる?
・人手不足で機械化
・農薬
・耕作放棄水田の増加
・生態系への影響
・鳥インフルエンザの感染
かってなもので、これだけ増えればもう保護は良いのでは???


4 野生が復活したトキ
著者はそうは思わないと思うが、武田邦彦である!!
トキについて書いている!
・今さら生き返っても住み難いだけだと
・農家の作物を荒らすので憎まれていた
・肉はまずい???
・利権が絡む!
武田邦彦も言いたいことを言うが、うなずけることも多い!

・2003年 最後の1羽が死亡!
中国の同種のトキを日本で人工養殖に成功!
・2016年 自然界で生まれ育った両親から生まれる!
人の手によらずに世代交代が進むのは野生復活の第一歩である!
・2019年 347羽

トキは羽毛で乱獲される!
村田銃の普及があり撃ちまくり絶滅か?
・1933年 60~100羽生息
・1934年 天然記念物
・1960年 国際保護鳥に指定

第二次世界大戦
マキのため木材が伐採されてる!
戦後は農薬散布で餌が少なくなる!

各地の生息地で姿を見なくなる………
この場合も、救世主がいる!

・1970年代 トキの保護は国際問題になる!
日本だけのトキの絶滅が問題になる!
・1981年 中国で発見される!
・1989年 北京動物園で人工飼育に成功!
・1998年 江沢民国家主席が、日本にトキを天皇に贈呈する
・1998年 贈られる!
・2007年 100羽になる いずれは各地でみられるかも………
・2012年 中国 飼育下に665羽
日本と中国のトキは遺伝的に同種である!
今では中国の7羽から、日本、韓国、ロシアで増加している?

 

第二章 きれいになった水と大気
1 数字でみる環境改善
宮本憲一 公害・環境問題の歴史を分類する!
・第一期 1954~63年 4大公害
・第二期 1964~70年 公害の問題化、自然環境の保全
・第三期 1971~78年 廃棄物の被害が深刻化? 入浜権、親水権、景観賢が主張される!
・第四期 1979~88年 環境政策の後退
・第五期 1989~現在2000年  環境問題の国際化 地球温暖化?

・1950年 高度成長期の産業の大規模化!
・1960年 東京オリンピック 整備が進み街が変わる!
・1967年 公害対策基本法

大気汚染が進んで喘息などが増える!
開発か? 生活??
これに対して規制がある!
規制は必ず企業が緩和を求める!

・1973念二酸化硫黄の環境基準! 達成率40%?
・1978年 93.8%
・1982年 99.4%
これは原油から脱硫が進も、LNGの導入がある!

窒素酸化物汚染 二酸化窒素濃度規制!
産業界が「基準値が厳しすぎると」
大幅な緩和で決着!
著者の言う、「御用学者」が活躍する!

・1983年 二酸化硫黄 環境基準100%達成
・2004年 二酸化窒素 100%

かって大気汚染の名所の四日市コンビナート
「夜景クルーズ」
夜景スポットで商売する!
転んでもただでは起きない!!

Photo_20240321015501

水域の環境基準である!
・1960年末も河川、湖沼の汚染は進行する!
・諏訪湖
・琵琶湖
・霞ヶ浦
・利根川
・木曾川
・長良川
・芦ノ湖
・野尻湖
・十和田湖
・洞爺湖………

海水浴場も悪化するが年々改善される!
下水道も普及し、改善される!
観光地には、ペットボトル、空き缶、弁当箱が散乱している!
市民運動も良いが、意識の改善は???

面白い話である!
「水清ければ魚棲まず」
栄養の問題である!
海岸線を堤防だらけにすると山の栄養が海に来ず魚業が成り立たない!
排水も完全に排除すれば、きれいになり過ぎて栄養が少なくなる!
一時は赤潮が問題になっていたが………
・養殖海苔の色が落ちている
・いかなごが取れない (高い!)
・養殖牡蠣も収穫量が落ちている!
難しい………

日本の国際的評価??
・1960年代 世界でも汚染の進んだ国の一つ?
今や地道な努力が評価されている!
・環境技術の進歩は目覚ましい
・OECD諸国中最も大気汚染の進んだ国
・下水処理により水質浄化に成功し
・廃棄物のリサイクル率が高い
日本人の特性が生かされていると??
ただこれで公害対策が一段落したと曲解する確信犯がいる!


2 回復に向かう東京湾
東京湾は今とは違う? 当たり前である!
自然が江戸時代は残っていた?

第二次世界大戦、大規模空襲を受ける!
・1950年 朝鮮戦争勃発  工業地帯が加速する!
埋め立て、産業基盤の整備!
・京浜臨海工業地帯
・京葉臨海工業地帯
・阪神
・北九州
4大工業地帯である!!
公害の発生である!
排水、廃水、大気汚染………

東京の埋め立ての地がある!
地図があるが、欲埋めれたなと思うが………

Photo_20240321015401

「干潟」 砂や泥によってできた遠浅の海岸で、栄養が集まり多様な生物が宿る!
ここは水質が悪化する!
浄化作用が無くなる!

ニュースでよく聞く!
・赤潮
・酸欠である!
・漁民と工場の対立! 暴力事件になる!
・工場側は廃水の責任と認めない?

千葉県産のスズキから基準値を超える水銀で漁民が東京湾封鎖!
最終的に補償に応じる!
が、こう言う事件で漁業を離れる漁民も多い!
東京は江戸前の魚介類を楽しむ?

千葉県君津市 埋め立てのために漁業権は放棄される!
金が入れば飲む、打つ、買うである!
著者はコンビナート、原発、原子力燃料施設、ダム、新幹線と、
補償金を貰い、豪邸、浪費、ギャンブル、詐欺で一銭も無くなる例を見ている!
漁業権放棄の後は、海に関心が無くなり荒れ放題か?
【急に人が近づいてくるのは、金が入ったからである??】
【人間ケチと言われた方が良いと思うが………】

・1994年 東京の下水道普及率は100%!
地道な努力が報われる!!
江戸時代は、肥料としては人糞が適していた?
農家が都会から買っていた??
化学飼料で海に放流されて汚染される!
総合的に規制され始める!
・1978年 「水質汚濁防止法」を改正!
リンが付け加えられて、5年ごとに8次に渡って改正される!

現在は漁獲量は減少したが、生物の多様性は戻りつつあると!
だから「タマちゃん」「しんちゃん」のアイドルが誕生する!
イルカ、クジラもである!
クジラは、「国際捕鯨員会」脱退で商業捕鯨を再開した!
子供の頃は「クジラカツ」を買いに行ったこともある!
大量に消費されていたが、今や嗜好品である!
なぜ脱退したのか??
見方はノルウェー???

「千潟」
無くなりつつある!
自然は長年かけて成長した???
それなりの役目がある??
噴火などで一挙に崩れる場合もある?
埋め立てにより「干潟」が無くなる!
市民運動! 
「野鳥の会」 保護を求める!
「鳥か?? 生活か?」
必ず揉める!
千葉の市や県議会は請願を否決!
開発優先である??
その部分に国有地があり、国が認める………
干潟の埋め立ては続く!
・大阪 南港干潟
・伊勢 藤前干潟
・沖縄 泡瀬干泡瀬
・八郎潟
・児島湾
・有明海
・諫早湾………

干潟には多様な生物が生存する!
千葉県「いなげの浜」
人工干潟造成で東京ドーム1.3杯分の砂が投入される!
日本は中東ではない!
この砂はどこから持って来るのか??
【ここは著者の突っ込みが欲しいが………】

干潟の回復と鳥の保護??
矛盾??
干潟の回復のために、アサリの稚貝をまくが、鳥が保護区で殺到し、
あさりは壊滅!
要は干潟が少なく足りないということのようだ?


3 多摩川にアユが踊る  
多摩川は歴史が古い! 源流は山梨県甲州市 笠取山!
流域には貝塚、古墳、住居遺跡、刃物も発見されている?
著者の教養か??
万葉集など、和歌がふんだんに登場する!!!

大雨の度に氾濫を繰り返す!
・1914年 御幸村の住民が抗議、「アミガサ事件」
・1918年から16年かけて堤防を作る!
・1974年 台風で堤防決壊!
これは訴訟になり、16年間かかり住民の勝訴となる!

・1960~70年代  水は清らかで水遊びの場所だった!
緑豊かで、野鳥に野草、小動物に恵まれる!
・1970年 自動車道の建設で反対運動が起こる!
自然保護に環境が絡む!
河川の汚濁が進む………
都に国が相手である!
「治水」「利水」に「河川環境が加わる?
つまり「生活」か「環境」か??
開発を言っておれない??
国、企業側もそれで食べなければならない!
が土建屋である!
いざとなれば強行すると!!

・1960年 多摩川流域は100万人!
・1964年 170万人
現在は380万人!!!
当然上下水道も大幅に増設である!!
特に下水が流れ込み、水質悪化である!
合成洗剤……… 大量の泡が出来る!

上水は大量の化学物質を投入し、無理やり引用にしている!!
・1970年 玉川浄水場の取水が止まる!
止めざる得ない!!
「カシンベック病」 シベリアと中国の風土病!
骨の成長を止める病気!
これが発見されて、著者が記事にして、都は止めざる得ない!

この時期は?? 盛り沢山である!!
・水俣病
・イタイイタイ病
・森永ヒ素ミルク事件
・カネミ油症
・光化学スモッグ
・ヘドロ
・残留農薬………

近年は河川水のBOD値も基準値を下回る!
アユが戻っで来ている!
鮭の放流も始まる!
カワマス、ウナギ、ウグイ、おいかわ………
下水放流で水温が上がっている!
外来種もいる!
しかしながら現在は、川遊びできるまでに回復しているようだ………


4 川崎に青空が戻った
子供の頃に川崎が公害の街だと教わった!
住んでいたのが尼崎市で、工場地帯では無かったので直接は知らなかった!
が公害が進歩だと言う感じもあった?
先進地帯にいる?? そんな感じであった???

・1834年頃 桃、梨の栽培が盛んな田園地帯??
好漁場で、海苔の養殖も盛んだった!
・1910年代 工場が進出する!
・1920年 日本鋼管、浅野セメント…………
京浜工業地帯である!
・1900年 5万5千の人口が、1940年 31万3千人へ!!!
戦前から工場の煙突の排煙が問題になっている!

・1940年代末被害がひどくなり」、55年には、主婦らが市に訴える!
県も対策を考える!
・1960年代 大気汚染の悪化!
石炭から石油の燃料転換があり、白いスモッグと言われる!
・1967年 川崎は全国のワーストでもトップ!
市長は、市政躍進の基礎が築かれると!!
煙突千本!
呼吸器疾患である!“
・1971年 市長は8選を目指すが、大気汚染などが争点になり、負ける!
革新市政のもとで厳しい規制を設ける!
・1979年 二酸化硫黄は基準値以下になる!

・1970年後半 自動車の排ガス規制になる!
川崎は幹線道路だらけである!
・2013年 達成できなかった窒素酸化物が基準をクリア出来た!

川崎市の「公害」は凶元を前にしても野放しであると?
被害者? 薬漬けである??
注射後で薬中みたいだと??
どうも市は介護、治療の手当をしている!!
これを美談仕立てにしている???
【責任逃れであるが…………】

当然であるが「開発か? 生活か??」それとも「環境か?? 健康か??」
・1970年 川崎市は公害病の患者、家族、自殺した遺族らから訴えられる!
・1988年までに、4次に渡る訴訟である!
原告側は??
➀ 国は住民の健康を考慮せず、積極的に工業地帯に加担した
② 国は既成処理を怠り、被害を拡大した
③ 被告らは事業者の操業、自動車走行を開始、
継続して大気汚染物資を大量に排出した!

被告らは??
・公害病ではなく、心臓喘息、肺結核によるものだと
・タバコの吸い過ぎやアレルギー症状
【沢山登場する、御用学者という人たちか???】

原告勝訴で、双方控訴!
結果は和睦! 原告勝利である!!
企業側から31億円支払われる………

川崎市は人口152万人!
東海道本線、私鉄も多く、財政に余裕がある!
環境を守る戦いの結果である!
・人口が増加
・出生率、婚姻率も高い
・小学6年生までは、医療費無料
・中学も完全給食
・犯罪発生率、交通事故も少ない
・住みたい街などに上位にランクされている!


5 ブナの森が残った

2_20240321015401

Photo_20240321015301

今回ブナを調べて再確認した!
カレンダーによく登場する!
著者言う
「世界で最も美しい森は、東北のブナ林」

・1950~70年 木材利用が急増!
戦時中の乱伐!
戦後の開発の復旧で価格の急騰!
政府は「拡大造林政策」を打ち出す!
・ブナ等の広葉樹の天然材を伐採、
・跡をスギ、ヒノキ、カラマツ等、成長が早く経済的に価値の高い針葉樹の人工林に置き換える!
・が、薪炭もすたれる………
・里山 雑木林の価値が薄れて、針葉樹に置き換える!

木材の供給不足は、自由化で大量輸入する!
著者の嫌味??
「国内の森林破壊を、海外に『輸出」する」
フィリピン、インドネシア、マレーシア、パプアニューギニア…………
国際的に批判される! 【当然か!】
・1970年前半 1ドル360円の終焉! 円高が進み輸入品が安くなる!

・1955年 国内の木材使用量は自給9割! それが2割に落ち込む!
・現在も国土面積の2/3を森林が占めるが、木材の7割を輸入している!
・1996年 拡大造林政策は終わり、膨大な人工林と借金が残る!

名前は書いていないが、山形県知事は
「ブナと伐採するなと言うのは、頭がおかしくなったのではないか」
【生活か?? 保護か?? 言う人間も目先のことしか考えていない??】

ブナ林は日本国土の17%を占める!
屋久島の屋久杉!!
【レバノン杉は伐採で枯渇した???】

屋久杉を伐採する! 屋久杉は16世紀から伐採されている!
良質である??
・1957年 屋久杉の立木の伐採を解禁!
この時樹齢4000年とも言われる、縄文杉が発見される!
保護者、伐採反対者は林業関係者から言われる!
「山を眺めて飯が食えるか」
・1979年 過伐により土砂災害が起こる!
・1980年 石油備蓄基地の建設計画浮上?
日本学術会議が政府に計画の見直しを勧告??
・1993年 「白神山地」とともに世界自然遺産になる!

「白神山地」
青森、秋田県をまたぐ、ブナの原生林を縦断する28キロの「青秋林道」を造る??
当然反対で中止に追い込む!

林野庁はブナ林を目の敵にする??
「ブナ征伐」
どうしても政策を実行したい! どんな政策か???
林野庁関係者の屁理屈!!
・ブナの原生林は「老齢過熟林」
・成長の止まった天然林を伐採して、スギ、ヒノキらを植える
・ブナは伐採を迎えるのに200年、カラマツは50年である!
・4回伐採できる
市民運動で何とか守られている!

日本の現状は?
        1980年      2017年
・木材産出額  1兆1590億円   4860億円
・林業従事者  17万6千人    1/3に減少
手入れされない荒廃した森林が全国に広がる!
日本の森林は、これだけ豊かであるのに死にかけている!!
【では2000年前は手入れもされていないのに、どうして保たれていたのか?】
【現在世界で森林火災が多いのは???】

日本の森林の被覆率は67%で、先進国ではフィンランド、スウェーデンに次ぐ!
日本は生物多様性が高いが、絶滅の危機に瀕している?
哺乳類、鳥類、両生類の75%、高等植物の50%が存在する!
日本だけに生息する固有種は、ガラパゴス諸島より多い?
世界的にも珍しい「木と森の文明」が発達した国だと!
万葉集の1/3は樹木や花を詠んでいる?

「御神木」
木への信仰がある!

木との共生は??
・6世紀 朝鮮半島から職人が招かれる?? 亡命か?
飛鳥寺である!!

・タタラ製鉄  膨大な木材が、溶鋼のため必要である!

・塩田  赤穂では、海水を煮詰めるために海岸地帯の松林は裸になる!

戦国時代は建設ラッシュか??
城に寺??

江戸時代は?
幕府や藩による厳しい
・熊沢蕃山
繰り返し森林の重要性に、治山治水の必要性に言及している!
「草木なきはげ山と林となす」
復旧方法も書いている! 30年かかるが………

明治維新以降は?
森林が伐採される! 荒廃が始まる!
木材を必要とする事業が多い!
電柱、鉄道の枕木、橋梁、鉱山の枕木、足場、住居…………

・1930年代 軍事面で大量伐採に拍車がかかる!
風致林、社寺林、防風林にまで及ぶ!
第二次世界大戦で20%の森林が無くなる!
そうして台風の山地被害、水害で死傷者が多くなる!
・1950年 「国土緑化推進委員会」
植樹が進められる!!

 

環境再興史 よみがえる日本の自然 ➀・石弘之

 

« 本・感染症の世界史 ②(2018/1)・石弘之 | トップページ | 本・環境再興史 よみがえる日本の自然 ②(2019/9)・石弘之 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

科学」カテゴリの記事

紹介、情報」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 本・感染症の世界史 ②(2018/1)・石弘之 | トップページ | 本・環境再興史 よみがえる日本の自然 ②(2019/9)・石弘之 »

2024年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

最近のコメント

カテゴリー

無料ブログはココログ