« 本・中国説客列伝 ①(1986/9)・守屋 洋 | トップページ | 本・池上彰が大切にしているタテの想像力とヨコの想像力 ①(2023/08)・池上彰 »

2024年2月10日 (土)

本・中国説客列伝 ②(1986/9)・守屋洋

Photo_20240211002901


呂不韋 商人から宰相となった先物買いの名人
呉起  「モーレツ人間」の栄光と悲惨
孫臏  中国流兵法のもう1人の始祖
田単  斉を滅亡から救った兵法巧者の将軍
説客たちの交渉術
あとがき

 

〇 呂不韋 商人から宰相となった先物買いの名人
秦の「呂不韋」の出身は分からない!
商人から宰相になる??
何がそうさせたのか??
① 先物買いを成功させた先見性
② 豊かな財力
③ 巧みな交渉術
④ ツキにめぐまれた

「奇貨居くべし」である!!
先物買いか??? 掘り出し物を買う!!!
この時代、太子でも人質になる!
秦である!
昭王→考文王(安国君)→宋襄王(子楚)→始皇帝(政)
安国君は20余人の息子がいた!
趙に「子楚」は人質に出されていた!
彼を援助する!!
考文王(安国君)と華陽夫人に、「子楚」を後継者にと運動する!
正夫人、華陽夫人は子供がいない!
その不安につけこむ!! 自分が言わずに実の姉に言わせる!!
夫人の立場も安定する! それにすがっている人間も!
「子楚」の人質生活も改善される!!!

秦は范雎により力を付けている!!
秦は趙の邯鄲を包囲する!
子楚がいると分かっているが………

「呂不韋」は趙に行き帰国させる???
金もかかるが………
「呂不韋」は芸術愛好家である!
音楽を好み、舞踊を好んだ!
この中の踊り子が、呂不韋の愛人である!
子楚が気に入り与えるが妊娠している!
後の始皇帝である! 「呂不韋」が実の父???
これは事実か???

趙は秦を憎み、この愛人の家は迫害される!
後に始皇帝が趙を亡ぼしたときに、復讐する………
安国君は孝文王として即位するが、3日後に亡くなる!
子楚が即位する! 荘襄王である!
が3年で死ぬ! 太子は13歳の政である!
こんな都合のよい話があるか???
先物買いを褒めるか??
死因は??????

呂不韋は特にやったことは無い!
「呂氏春秋」を編集させたのが実績か??

呂不韋は政の母親と密通は続く!
男なしで生きれない? 子供も二人出来る???
ばれる………
手を切るために、「嫪毐」を与える! 宦官と偽っている!
王位を継がせようとする???
「嫪毐」は、一族が誅殺される!!
太后自身は地方に移させる!!
それでもまだ力がある………
つまり「呂不韋」はジャマである!
始皇帝に見捨てられて毒を飲む!!
商人であって、政治家では無かったと!!!


〇 呉起  「モーレツ人間」の栄光と悲惨
「呉起」は衛の人である!!
呉の国が滅んで30余年後に、「呉起」が生まれる!
魯の国に仕官し、斉との戦いで司令官になる!
が妻が斉人で疑われるが、妻を殺す???
ここで実績を挙げるが、讒言される!!

故郷で馬鹿にされて30数人を殺している??
「呉起」は儒教の聖地、魯に行き、曾子の門を敲く!
儒教は支配階級の為の学問である!
儒教が重んじる音楽、厚葬である!
「呉起」は母の喪に服さなかった!
それゆえ破門される!!

魯王はそう言われて、解任する!!
魯の先行きに不安を覚え魏に戻る! 
文候に会うが、重臣・「李克」が言う!
「呉起は欲望が巨きく、色を好む!
 用兵は司馬穰苴以上だと!」
しかし文侯は呉起を将とする!
常勝将軍である!!!

「呉起」は、士卒の中でも最低の身分と衣食を同じにし、
臥る時は席を設けず、行軍には馬にも馬車にも乗らず、
自分で兵糧を裹み担って士卒と苦労を分け合った!

悪性のできものが出来た兵の膿を吸う!
それを見て母親が泣く!
同じ事を父親にして、感激した父は戦死する!
息子も同じ運命なのか??

文侯が亡くなり、武候が即位する………
ある時、武候が呉起に言う!
「この険阻な地形は魏の宝だ」
呉起は言う! それは違う! 宝とは???
為政者の徳こそ国の力だと!!
◇ 三苗氏 禹に滅ぼされる
◇ 夏の桀王 殷の湯王に滅ぼされる
◇ 殷の紂王 周の武王に滅ぼされる
地形ではないと!!

「呉子」は呉起と武候の対話で構成されている!
◇ 戦えば必ず勝つ方法は??
才能のあるものを高い地位につけ、無能なものを率い地位にとどめる
人民が安定し、政治を正しいと信じる!!!
◇ 及ぶ者なきを憂う
武候は会議後、俺が一番だと!
これを憂う! 必ず賢者はいるはずである!
◇ 戦争の勝利は何で決まるか
兵の多寡ではない! 治による!!
軍は? これで負けない!!
秩序正しく統制され、進めば誰も阻止出来ず、進退に節度があり、
連絡を絶たれても陣容を崩さず、安危を共にし、団結が固く、
いくら戦っても疲れを知らない軍!

武候が即位後、宰相の李克が死去し、「田文」が後継である!
呉起は不満である!
◇ 将としてはどちらが優れているか
◇ 人民に親しまれ、国庫を豊かにしているのは
◇ 秦に東進を諦めさせ、韓、趙を屈服させるのは??
では??
「君が若く、国内は動揺し、重臣は心服せず、官僚も信頼が回復していない
 この時期、どちらが宰相として適任か」

「田文」が病死、「公叔」が後継で罠にかけられる!
呉起は魏を去り、楚に亡命する!
悼王である! 「呉起」を信頼する!
しかし悼王が亡くなり、公族と大臣に攻められる!
呉起は王の死体をかばい死ぬ!!
時代が要求しなかった??
自ら身を引きべきだった???


〇 孫臏  中国流兵法のもう1人の始祖
「孫臏」は、斉の人!
1972年、幻の「孫臏兵法」が発見される!
それで実在が確認されたという!!
孫の家は兵法の家である!
「孫臏」と「龐涓」は学友と言う?
「龐涓」は魏に仕える!
が、「孫臏」の才能を恐れる??
「龐涓」は「孫臏」を魏に誘う!
しかし魏に入ってでっち上げで逮捕される!
臏脚の刑になり、両足切断である! 歩けない!
復讐心に燃える……… 本当かなと思うが………

斉王の使者が魏に来た時会う!
この使者が人を見る目があり、連れて帰る!
斉の「田忌将軍」は認める!!

◇ 競馬の話がある!
馬を、上中下に分けて対戦させる!
三番勝負で対戦する馬を選び、二勝一敗になる!
馬の良し悪しを見る能力があるだけではないか?
それに対戦する馬を選べるのか???

威王が孫臏に会う! 兵法問答がある!!
◇ 兵を楽しむ者は滅ぶ
戦いには勢いがある!
戦いとは不変の形勢ではなく、いつ逆転するか分からない!!
千変万化するもので、変わらない形や方法を求めてはならい!
武力はもてあそぶものではなく、勝利はむさぼるものでは無い!!

◇ 兵力に応じた戦い方
・彼我の兵力が等しい  小部隊を繰り出し様子を見る
・わが軍は強大、敵は弱小  スキを見せて誘い出す
・敵は強大、わが軍は弱小  敵の出方を見る
・一をもって十を撃つ方策は  弱点、意表をつく!
・兵士に服従の精神を持たすのは  日頃から信頼関係を確立する

◇ 主導権を握るには
戦場の地形を観察し、地の利を占め、全軍投入の攻撃撤退の行動を敏活し、
敵が大軍であっても、小部隊のように機能できないようにする!
敵が兵糧十分なら使わせず、どっしり構えていれば疲れさせる!
敵の民心を離反させて、内部に確執を起こさせる!

◇ 善者篇  敗北を招く将帥とは?? 抜粋である!!
抜けているのは解読不能!!
① 能力がないのにあると思っている
② 驕慢である
③ 地位に貪欲である
④ 財貨に貧欲である
⑤ 軽率である
⑥ 鈍い
⑦ 勇気がない
⑧ 勇気があっても体力がない
⑨ ウソをつく
⑭ 決断力がない
⑮ 動作がのろい
⑯ やることがいい加減である
⑱ 残忍である
⑲ 自分勝手である
⑳ 自ら規律を乱す
要は、負けるべくして負ける!!
当たり前であるが、それが出来るかできないかで勝負は決まる???

◇ 魏を囲んで趙を救う
魏が趙の邯鄲を攻め、趙は斉に救援を求める!
援軍を出すが、「孫臏」は帥将を辞退し軍師として行く!
将軍「田忌」は「孫臏」を信頼する!
魏と斉の激突は、呉子と孫子の対決か??
斉は勝ち、龐涓は逃げる? 逃がされる………

◇ 馬陵の戦い
かまどの数を10万、5万、3万と減らす!
逃亡兵が多いと見た龐涓は追撃する!
「龐涓」は、日没後、樹を削り書かれた文字を読む!
「龐涓この樹の下にて死せん」
見るために火を付ける!
この日を目がけて一万の矢が飛ぶ!
本当かなと?? 漫画みたいな話である!
「田忌」は政争に敗れ楚に亡命する!
「孫臏」も行動を共にした????
どうなったかは分からないようだ………


〇 田単  斉を滅亡から救った兵法巧者の将軍
郭隗である!!!
燕は斉の湣王により滅亡寸前まで追い詰められる………
復興するには国を引っ張る賢者が必要である!!
昭王は「郭隗」に相談する!!
千金を投じて名馬を求める!
桔梗死んだ馬を持ち帰る!
死んだ馬でも千金の値打ちがある??
そこで「郭隗」は
「まずは私を優遇してください、私のような愚人が採用されることを知れば、
全国から優れた武人や政治家が集まってくるでしょう。」と進言した!
昭王は郭隗の意見を採用する!
郭隗の読みは当たり、趙から政治家の「劇辛」、斉から陰陽家の「鄒衍」、
さらに魏から「楽毅」が集まってくる………
燕は次第に国力を増していったが「隗より始めよ」という故事成語の由来となった。

燕は斉を攻める!!
斉の「田単」が救世主となる!!
斉王は、威王、宣王、湣王と続く………
「田単」は役人か??
「楽毅」が5カ国連合で攻めて来る!
斉の負けを予想する!
「楽毅」は徹底的にやる!
臨淄を奇襲する!
莒を落とせずに即墨を包囲する!
即墨は、人が人を守る!!
湣王は暗殺されている!
息子の法章が生きている!
「田単」は信望が得られるが………
自滅を待つ………
田単は待ったかいがある!
昭王が亡くなり、恵王が即位する!!
「楽毅」を嫌っている! 
「田単」はしめたと、流言をまき散らす!
即墨が恐れるのは「楽毅」が変わることだと???
こうなれば、「楽毅」も亡命である!
恵王は「楽毅」が王になりたいと疑い、「楽毅」を更迭する………
田単は策を講じる! 戦わすために………
◆ 鳥が降りて来るように仕向ける!
◆ 師となる人間を選ぶ! 神秘性を持たせる!
◆ 捕虜が鼻をそがれて戦うこと恐れる!
燕は鼻をそがれた捕虜を並べる! 死ぬ気で戦う!
◆ 墓を暴かれて先人を辱められたくない?
燕はそのようにする!

「田単」は間諜を用いる!!
◇ 郷間 敵国の領民を使って情報を集める
◇ 内官 敵国の役人を買収して情報を集める
◇ 反間 敵の間者を手なずけて逆用する
◇ 死間 死を覚悟して敵国に潜入し、偽情報を流す
◇ 生間 敵国から生還し情報をもたらす
孫子がもっとも重要視したのは、反間!!

最後の罠か???
◆ 即墨が降伏した時に見逃して欲しいと大金を燕に渡す!
敵を油断させて、自国の兵、民を死ぬ気で戦わせる!
「火牛の計」
昔はそう言う作戦もあったのか???
戦争は正攻法で敵と対し、奇策をもって勝ちを収めるものだと!!
次々に奇策をあみだし、正攻法と組み合わせる!!
はじめは処女のごとく振る舞い、後には脱兎のごとく襲い、
守る時間を与えない!!

◇ 生の楽しみありて、死の心なし!
騏驎も老いては駑馬に劣る!!!
「田単」も老いた!
「魯仲連」が、「田単」を批判する???
そんなことある!!!
実際に「田単」は上手く行かない??
理由を聞くと、即墨の戦いは死を覚悟していたと!
今は、生きる楽しみがあっても死ぬ覚悟がない!
これでは無理だと!!!


〇 説客たちの交渉術
たとえ話である!!!
◇ 蛇足をえがく
楚の「昭陽」 魏を打ち破り斉に攻め込む!!
ここで蛇足である!
調子に乗って蛇の絵の競争で足まで書いて失格である!
要は、斉まで攻めるのは、蛇に足を書くことになると!!

◇ 逆手をとった説得法
斉の宰相 「靖郭君」
「孟嘗君」の父である!!
食客に「斉貌弁」がいる! 欠点が多い!
が、重要視される!
新しい、宣王と合わずに、薛に帰る!!
「斉貌弁」は宣王に会う!
・宣王が大使の時、斉貌弁があれは大使にふさわしくない??
 靖郭君が、泣いていさめる!!!
・土地の交換で、先王の廟があると断る!
これで宣王は怒りを説く!!

◇ うまい話
「茫卯」 秦に遊説し、魏の司徒に推薦して貰う!
魏王に、土地を進呈し、秦の兵を借りて斉を攻める!
土地は渡したが、秦は兵を出さない!
再度秦に行き弁じたてる!
兵を出して貰えないなら私は死ぬしかない!
そうすれば秦に誰も上手い話を持って来なくなると!
秦は兵を出し、秦、魏連合軍で斉を攻める!!

◇ 中立のすすめ
楚の斉討伐に魯も同調する?????
斉王が魯に説客を派遣する!
今の均衡状態では神のみが結果を知る!
魯は勝った方に付けばよい!
「洞ヶ峠の筒井順慶」か?????

◇ 方向ちがい
魏が、趙の邯鄲を攻める??
「季梁」が魏王に会う!
一人の男が北へ馬車を走らせている!
南の楚に行くと! 方向が反対である!!
馬は上等だ、旅費もある、いい御者がいる!
要は、趙を攻めるのは、偉業から遠ざかることになると???


◇ 双方の顔を立てる
魏が趙の邯鄲を攻撃、宋にも出兵を要求する!
魏、趙ともに恨まれたくない!
趙に使者が立つ!!
魏の要求に応じなければひとたまりも無い!
応じれば趙に迷惑をかける!!

宋は趙の辺境を攻撃する???
魏は参加してくれた??
趙はあの程度なら………
ペテン師か?????


◇ 救援要請
韓は弱小国である???
楚軍に攻められて、青息吐息である!
韓は「張翠」を派遣する!
ゆっくり秦に行き、秦の宰相「甘茂」に会う!
「危うくなれば、楚に降伏すると」
逆に秦はあわてて援軍を出す!
連合軍が出来れば秦が脅かされる!!


◇ 周旋の才
東周と西周! 仲が悪く西周が水を止める!
「蘇代」が西周と掛け合う!
今は麦を作っている、逆に水を流して麦を台無しにすべきだと!
そうすれば稲を作るので水を止める!
これを繰り返す!!!
これが極意なのか????


あとがき
著者は「説客」にこだわる!
◇ 「戦国策」の愛着! 多くの説客と出会った………
生き方から学んだ!!
◇ 説客は中国的な存在だと!
外交交渉のプロフェッショナル????
とんでもない!!!
現在の王毅外相!!
テクニックも何もない!!!
力を背景とした外交で、華麗さのかけらもない!!
それが、交渉なのか???
「蘇秦」が泣いている!!!!!

 

中国説客列伝 ②・守屋洋

 

« 本・中国説客列伝 ①(1986/9)・守屋 洋 | トップページ | 本・池上彰が大切にしているタテの想像力とヨコの想像力 ①(2023/08)・池上彰 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

中国 (モンゴル)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 本・中国説客列伝 ①(1986/9)・守屋 洋 | トップページ | 本・池上彰が大切にしているタテの想像力とヨコの想像力 ①(2023/08)・池上彰 »

2024年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

最近のコメント

カテゴリー

無料ブログはココログ