« 本・士は己を知る者のために死す・(1993/5)・伴野朗 | トップページ | 本・中国説客列伝 ②(1986/9)・守屋洋 »

2024年2月 9日 (金)

本・中国説客列伝 ①(1986/9)・守屋 洋

Photo_20240211002901


古代中国の戦国時代は、世に有名な合従連衡策で知られる、
変転きわまりない外交の時代でもあった!

説客こそ、この時代に、自由な遊説の旅を経て力を蓄え、諸国におのれを売込み、
やがて主と時を得て外交舞台に活躍する“外交官”であった!
2千年を超えて今に名を伝える張儀、蘇秦、淳于瓊、藺相如、茫雎、呂不韋、呉起、
孫臏、田単ら「名外交官」のバランス・オブ・パワー操縦術の精華を、明らかにする!


「説客列伝」
張儀、蘇秦は実像はともかく興奮した!
読んでいて思うが、ペテン師、詐欺師の話である!
だいたい、そんなに人間、信用出来るのか??
今日は、例えば「斉」の宰相で直ぐに敵国だった「魏」の国の宰相になる!
そんなに人材不足なのか???
9人の説客である!!
この本、神戸の図書館にない! 大阪市にはある!!
Amazonで5,000円!!
こう言う場合は待つ! 264円になった………
こうなれば、クリックである!!
内容は下記の通りである!! ① ②と分けて紹介する!!



合従連衡と説客たち
張儀  連衡策の実現に奔走した大物策士
蘇秦  合従論を代表する一方の旗頭
淳于瓊 機知あふれる曲線的な交渉術
藺相如 強国秦を相手に堂々の外交交渉
茫雎  「遠交近攻」を推進した辣腕宰相


呂不韋 商人から宰相となった先物買いの名人
呉起  「モーレツ人間」の栄光と悲惨
孫臏  中国流兵法のもう1人の始祖
田単  斉を滅亡から救った兵法巧者の将軍
説客たちの交渉術
あとがき


〇 合従連衡と説客たち
戦国七雄一覧
秦(? - 紀元前206年)
楚(? - 紀元前223年)
斉(紀元前386年 - 紀元前221年)
燕(紀元前1100年ごろ - 紀元前222年)
趙(紀元前403年 - 紀元前228年)
魏(紀元前403年 - 紀元前225年)
韓(紀元前403年 - 紀元前230年)

Photo_20240211002701

この中での勝者は「秦」
実力時代である!
巨大な「秦」に対抗するには???
合従連衡!
◇ 合従 強すぎる「秦」に対して他の6ヶ国が連合する!
◇ 連衡 「秦」を盟主とする同盟  「パックス 秦」
これうぃ一介の素浪人、口先三寸の説客がまくしたてる!
取り上げられなければ、浪人のままである!!
つまり命がけである!!!

例えがある!!
◇ 大企業に、それなりの実力がある中小企業がなぜ従わなければならないのか??
◇ 中小企業に、営業内容が悪いと、それなら大企業の傘下に入ったほうが良いと!

説客の3種類の分類!
① 外交担当  蘇秦、張儀
② 理論研究者 孟子、韓非子
③ 兵法家   呉起、孫臏

王に認められるのには一発勝負である!!
命がけであると!!


〇 張儀  連衡策の実現に奔走した大物策士
合従連衡! 揣摩の術!!
これをはじめて知ったのは学生時代で、あこがれた!!
特に揣摩の術である!!
長じるにしたがって思った! そんなものは無い!
臨機応変に、相手の表情を読んで対応する???
だましのテクニックなのか???

戦国時代の諸子百家を九流に分類する!
◆ 儒家
◆ 墨家
◆ 道家
◆ 陰陽家
◆ 法家
◆ 名家
◆ 縦横家
◆ 雑貨
◆ 農家

縦横家??? 説客はこのグループに入る!!
各国の歴史、現状、相互関係を熟知し、
国際情勢に臨機応変に対処する外交術を身につけている!
口先三寸で諸侯を説き、宰相の地位を手に入れる!!
これを個人の能力が光彩を放った時代、それともペテン師の時代か???

戦国七雄は??
新興国、秦!
中原の三晋  韓、趙、魏
北の燕、東の斉、南の楚………

この合従連衡では、「蘇秦」と「張儀」は二人を書いた方が良い??
どうせ必ず名前は出てくる! 
ともに鬼谷門下である!! どちらも野心家である!

「三晋 魏、韓、趙」
権謀術数をこととする人物が多い!
「張儀」は「魏」の出身である!
「張儀」は魚鼓を盗んだ泥棒に間違えられて拷問にかけられる!
がめげない!! 舌は付いているのか?? 
ついていれば喋れる???

「商於六百里」
秦の宰相となり、斉を攻撃する!
まず斉と楚の懐王を切り崩す!
斉と国交を絶てと!!
さすれば六百里四方の土地を与えると???
これに目がくらむ! 反対の人間もいるが………
これで斉と不仲になり、秦に裏切られたら………
要は貰ってからの話だと??
「張儀」はほくそ笑む!!
六里四方の土地と言う!
大国の横暴である!
結局、楚は秦斎連合軍に負ける!
これは詐欺ではないか???
現在の王毅外相にぴったりである!!

楚と土地の交換で、土地ではなく「張儀」との交換を望まれる!
「張儀」は楚へ自ら行く!
空気を読んでいる!!
楚王は恨んでいるが、手は打ってある!!
女を利用する???

楚王に女を探してくると???
正夫人と愛妾から金を巻き上げる………
「これほどの美人がいるのか??」
ここでも丸め込む!! 誰にも恨まられない???

連衡策が成り立つ!
秦の恵文王が死ぬ!
恵文王あっての「張儀」である!
太子と「張儀」はしっくりいっていない!
非難ごうごうである!!
連衡策がおかしくなる………

張儀が魏に行く!
斉が魏を攻める!
斉王に、これは「張儀」の罠と説く!
斉は兵を退く!
おかしいのではないか???

魏の国で死ぬ!!


〇 蘇秦  合従論を代表する一方の旗頭
子供の頃にあこがれたのは、ハンニバルである!
それほど詳しいわけではないが………
詳しくなったのは学生時代から社会人にかけてである!

そのころに、合従連衡を知った!!
「蘇秦」に「張儀」である!
自民党の総裁選で使われていた!
それより「揣摩の術」にあこがれた!!

「蘇秦」と言えば必ず「張儀」のことも書かれる!
ふたりそろわなければ、物語が成り立たない!!

戦国時代 もっとも危険な策謀化は、「蘇秦」である??
貴門の生まれではない!
が実像はそれほどでもない!!
過大評価されている??
司馬遷も伝説が分かっていたようだ!!
合従連衡を重要に見せるためには必要だと???

「蘇秦」は東周の洛陽出身という!
郷里を出て、斉に行く!
斉で学ぶのは、呉起と同じく兵法である!
縦横家、「鬼谷子」に師事する! 変人か???
同門に魏の人、「張儀」がいる!

◇ 泥人形とデク
◇ 漁夫の利

現実には諸国をまわっても、相手にされない!
落ちぶれて故郷に帰り、ののしられる!
ここで読書三昧になる!
「揣摩の術」を編み出す!
読心術と弁論術と言う!

交渉例があるが、どう見ても「張儀」と同じくペテン師である!!!
たとえ話でごまかしている??

後半生の蘇秦は不遇である???
暗殺されそうになり、自らの死体を車裂きにして犯人をおびき出す!
策士の面目躍如か???


〇 淳于瓊 機知あふれる曲線的な交渉術
「淳于髠」は、斉の人である!!
「史記 滑稽列伝」 機知に富んだ人??
「淳于髠」はちび!! 
威王、宣王、湣王の時代である!

「淳于髠」は威王に諫言する!! またまた謎解きである!!
「一羽の大鳥がいる、三年も鳴きも飛びもしない、この鳥はなんでしょうか??」
「一度飛べば天まではばたき、一度鳴けばあっと驚かせるだろう」
各県の知事72人を招集し、賞罰を行い綱紀粛清する!
◇ 知事を非難する声が多いが、 そこへ行けば治安が行き届いている!
要は、王のまわりに賄賂を贈っているからだと!
◇ 知事を称賛する?? が現地は荒れている!
要は賄賂を贈っているからだと!

楚が斉を攻撃する!!
威王は趙に救援を求める!!
手土産を威王はケチろうとする!!
金百斤、馬車4台???
諫言も名手にかかると鮮やかであると!!
ロクなお供えをしないで欲の深いこと!! たとえ話である………

「酒極めれば乱れ、楽しみ極まれば悲しみもある!
宴会を止める………

戦国時代 斉都臨淄では、稷下の学士と呼ばれ、
縦横家が集まる!!
「百花斉放」「百家争鳴」
孟子がいる!
男女が手ずから物をやったりしないのが礼儀だと!
では兄嫁が溺れていたら手を差し出すか??
当然だ!!!
孟子に天下が溺れかかっているのに手を差し伸べないのか???
天下の溺れは道によって行うものだと!!

楚の国に、クグイ(白鳥)を持って使いに行く!
がさっさと空に放つ!
言い訳がある!!
水を飲まそうとして逃げられる!
責任を取って自害しようとする、斉王が非難される??
類似の鳥を出しても欺くことになる!
逃亡しようとすれば両国の関係にひびが入る?
と言うことで出頭した!
詐欺師である???

魏の恵王に会う!!
2度とも何も言わない!!
恵王が考えごとをしているのを指摘される!
馬に、歌姫である!! 3度めに初めて答える!!
魏に誘われるが、断る!

あわてふためき、はいくつばって頼んでも効果は知れている!
すぐれた交渉者は、物ごとの趨勢と方向を述べるだけで、相手は応じる!
やはら騒ぎ立てないものだと!!!
80歳で亡くなる…………


〇 藺相如 強国秦を相手に堂々の外交交渉
趙の「藺相如」
韓非子の話である! 楚の国の和氏!!
麗王に石を献上するが、ただの石と言われ左足を切られる!
次の武王にも献上するが、右足が切られる!
次の文王が調べ直し、宝石と分かり「和氏の壁」と呼ばれる!

秦の昭襄王は、趙の恵文王に、「和氏の壁」と15城の交換を言う!
この交渉に「藺相如」が行く!
秦の横暴さを示したい!!
秦の昭襄王と会うが、城を渡す気はない!
女どもに見せびらかしている………
だいたい地図が無い!!! つまり15城が何処か分からないと!!
ここで「藺相如」は居直る!
「和氏の壁」を砕きかねない!
昭襄王は慌てる!
「藺相如」は「和氏の壁」を逃がす!
昭襄王は非凡な度量を示す!
ここで殺しても「和氏の壁」は戻らない!!
「完璧」と言う言葉が生まれる!!
「壁を完うする」

秦は趙を攻める!
合従を止めろとの脅しである!
秦から恵文王に黽池で会いたいと!
「黽池の会」である!
「藺相如」と「廉頗」は嫌がる恵文王を連れて行く!
ここで面白いやり取りがある!!
恵文王に瑟を弾いて頂きたいと要望する!
昭襄王は記録官に命じて
『某年月日 秦王、趙王と会飲し、趙王に瑟を鼓せしむ』と記載させる!
昭襄王は缻を叩いた!
藺相如は記録官に命じて
『某年月日 秦王、越王のために缻を撃つ』と記載させる
秦王の長寿を祝って、城15城を献上せよと!!
逆に、咸陽を献上せよと!!!
恵文王は名臣、忠臣を知る!

◇ 刎頸の友!!!
「藺相如」は秦との外交で体を張って宝物「和氏の璧」と趙の面子を守り、昇格する!
歴戦の名将・「廉頗」は、「藺相如」より下で強い不満を抱いた!
「藺相如」が外出した際に偶然「廉頗」と出会いそうになり、別の道を取って廉頗を避けた!
「藺相如」の家臣たちが集まり、主人の気弱な態度は目に余ると言って辞職を申し出た??
が、「藺相如」は、いま「廉頗」と自分が争っては秦の思うつぼであり、
国のために「廉頗」を避けていると!

廉頗の耳にも入ると、廉頗は上半身裸になり、いばらの鞭を持って、
「この愚か者は無礼をしてしまった この鞭で我が身をお打ちあれ」と「藺相如」に謝罪した!
二人は互いのために頸(首)を刎(は)ねられても悔いはないとする誓いを結び、
「刎頸の友」という言葉が生まれた!!!
この二人が健在なうちは秦は趙に対して手を出せなかった!!


〇 茫雎  「遠交近攻」を推進した辣腕宰相
秦の范雎は魏の人である!
「司馬遷 茫雎・蔡沢列伝」
諸国をまわるが、効果はない!
蘇秦も張儀もたやすく成功したわけではない!
使える相手に、それだけの度量がいる!!!
「長袖は善く舞い、多銭は善く買う」
権門に生まれ、資力にめぐまれれば何をやっても上手く行く!
「一説の弁士」
どんな問題にも対応出来る機略縦横の説客!!

魏の「須賈」に仕える!
が、些細なことで、襄王から金、牛肉、酒が届けられる!
須賈は范雎を疑う! 秘密を漏らしているので外交が成功しない!
宰相、「魏斉」に訴えて、ムチで打たせる!
歯が折れ、肋骨も折れる………
簀巻きにして、厠中に運び、酔った客の小便を浴びせられる!
守者を買収し、逃れる!
「鄭安平」に助けられ、「張禄」と名前を変える!

秦の王稽に認められる!
秦王の元へ行くが、馬車を「魏冄」に調べられる!
これを逃れて「昭襄王」に会うが認められずに、時機を待つ!
36年の治世である!!
会うことになるが、策がある!
とがめられて言う!
「秦に王がいるのか? 太后と穣候がいるだけではないか」
聞こえるように言う!
「遠交近攻」を勧める!!
「遠攻近交」ではない! 具体例を挙げる!!
まず外交からである!
信頼を得てから本題に入る??
生母太后を廃し、穣候らを追放する!
「王稽」「鄭安平」を取り立てる!

魏は「須賈」を秦に派遣する!
ここで范雎が宰相と分かり、逃げて帰る??
さんざんな目に遭う!
「魏斉」の首を持って来いと言われる!
「魏斉」は逃げるが、逃げきれずに自殺する!
「魏斉」は逃げ場を失い自刎する!!!
復讐である………

「鄭安平」が失敗し、王稽も諸侯に通じたとされる!
罷免される! 殺されるが、「范雎」は連座を免れる!!
こうなれば、「俺が」と言う人間が出てくる!
「蔡沢」!!!
後は任せて身を引く………
穏やかな晩年か????
「范雎」は秦の中国統一を速めた??

「范雎」については「宮城谷昌光 青雲はるかに」がある!
本題に関係ないのか、白起将軍との軋轢の記述はない!!

 

中国説客列伝 ① ・守屋洋

 

« 本・士は己を知る者のために死す・(1993/5)・伴野朗 | トップページ | 本・中国説客列伝 ②(1986/9)・守屋洋 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

中国 (モンゴル)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 本・士は己を知る者のために死す・(1993/5)・伴野朗 | トップページ | 本・中国説客列伝 ②(1986/9)・守屋洋 »

2024年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

最近のコメント

カテゴリー

無料ブログはココログ