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2023年10月 6日 (金)

本・決戦!関ヶ原(2017/4)・伊東潤・吉川永青・天野純希・木下昌輝・矢野隆・冲方丁・葉室麟

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慶長5年9月15日、霧立ちこめる地に戦国時代の終焉を告げる運命を背負った男たちが集結した!
天下分け目の大戦「関ヶ原の戦い」
徳川家康率いる「東軍」圧勝の理由、石田三成率いる「西軍」敗北の契機、そして両軍の運命を握る男!
七人の作家が七人の武将の視点で描く競作長編「決戦!」シリーズ初陣!

 

「決戦!シリーズ」
本能寺、大阪城、賤ケ岳、川中島………
初めて読むが他も同じ調子なのか??
ちょっと期待外れ???
内容は下記の通りである!!

 

伊東潤「人を致して」(徳川家康)
吉川永青「笹を噛ませよ」(可児才蔵)
天野純希「有楽斎の城」(織田有楽斎)
木下昌輝「怪僧恵瓊」(安国寺恵瓊)
矢野隆「丸に十文字」(島津義弘)
冲方丁「真紅の米」(小早川秀秋)
葉室麟「孤狼なり」(石田三成)

 

〇 伊東潤「人を致して」(徳川家康)
伊東潤とも思えぬ作品である!!
ちょっとやり過ぎではないか???
伝奇小説???
わたしが評価するのは、
「安部龍太郎 風の如く水の如く」
これが面白かった…………
黒田官兵衛の天下取りである!
全国規模である!!
最もこの人この一冊だったが………

関ヶ原は出来合いレースだった??
家康と三成である!
あり得ぬ話であり、お互いそこまで信用出来るのか??
「人を致して人に致されず」
三河の弱小国に生まれ、常に頭上に漬物石を乗せられてきた人生?

「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し、急ぐべからず、
不自由を常と思へば不足なし、
心に望おこらば困窮したる時を思ひ出すべし、
堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思へ、
勝つ事ばかり知りて、負くる事を知らざれば害その身にいたる、
己を責めて人を責むるな、及ばざるは過ぎたるよりまされり!」
家康の言葉ではないが、家康の言葉とされる???

どちらも豊臣恩顧の大名がジャマである!
そして毛利である!
120万石がネックである??

まず、政権を家康に引き渡す!
家康は豊臣を一大名としての存続を保障する?
その為に豊臣恩顧の大名を一挙に葬る??
その為の最終決戦が関ヶ原???
前田討伐も上杉討伐も、秀忠の遅参も予定通りだと???

手配は、毛利が動かないこと!!
石田と豊臣恩顧の武将が共倒れになること!
保険がいる??
それが小早川秀秋である!
が、裏切の直前にも「起請文」が欲しいと!
かなりきわどかったが、家康は勝つ???
恩賞は与えなければならない?
「司馬遼太郎 関ヶ原」
この計数に明るい三成には、毛利を潰さなければ恩賞の土地が無いと!!

ちょっと不足と思うのは??
・黒田官兵衛
・加藤清正
・上杉景勝、伊達政宗
彼らはピエロか???


〇 吉川永青「笹を噛ませよ」(可児才蔵)
可児才蔵は?
天文23年 1554年 美濃国可児郡に生まれる!
織田信長の家臣であった柴田勝家、明智光秀、前田利家らに仕え、
信長の三男・信孝に仕えるも、自害したため、秀吉の甥・秀次に仕える!
小牧・長久手の戦いで秀次が徳川家康に大敗を喫し、秀次と対立して浪人!
その後、伊予国11万石の福島正則に仕え、小田原征伐では北条氏規が守備する韮山城攻撃に参加!
関ヶ原の戦いで敵兵の首を17取る??

笹の指物を背負って戦い、敵の首が多く腰に抱えることができず
指物の笹の葉をとって首の切り口に入れてる? 口にくわえさせた?
このため、才蔵の討った首と合戦の直後にすぐにわかり、「笹の才蔵」と称された!
「司馬遼太郎 俺は権現」の主人公である!

この小説は関ヶ原の緒戦!
おなじみの抜け駆けの場面である!
井伊直政が松平忠吉と抜け駆けする!
この一戦、どうしても徳川が先陣を切らねばならない?
その為に福島正則と決まっていたのを無視する??
ここで才蔵と言い合いになる!
どちらも引かない!!
ここで折れたのか、井伊直政が先に行く!
先陣ではないが………
井伊直政は約定を違えて鉄砲を撃つ!
怒り狂った才蔵は井伊直政を追いかけまわす!
敵は宇喜多であるが………

言い合いになり本当に殺しかねない??
井伊直政は才蔵の笹を貰う!!

西軍勝利になるが才蔵は収まらない!
正則も支持し、家康のところに行く!!
が丸め込まれてしまう………
「三方一両損」みたいに感じるが………


〇 天野純希「有楽斎の城」(織田有楽斎)
信長の兄弟に息子は今一なのが多い???
織田有楽斎は11男! 長益!
兄を恐れる!
信長の亡霊に悩まされる??
本能寺の変で逃げ出した?
悪夢を見る!
逃げている時に、甲冑姿の信長が現れて責める!
茶人として生きる?
武将ではない!
バカにされている??
太閤に媚びを売る茶坊主!
関ヶ原で回復を狙う!
武人の名声???

利休と出会い、茶に目ざめる!
が、信雄と家康が秀吉と戦う!
その信雄に身を寄せている!
秀吉に内通を頼まれ、和平を進めてるが、
信雄は改易される!
有楽斎は2,000石である!

利休が死に、秀吉が死ぬ!
で関ヶ原で何とか武功を上げたい!
幸運に恵まれたのか???
討ち取る!!
小早川秀秋の裏切りで混乱する!
・戸田勝成
・横山喜内  大物である!!
六角氏の家臣で、蒲生氏に仕え、本能寺の変の際には日野城に籠城する!
九州征伐戦後、蒲生氏郷より「蒲生」の姓と「郷」の一字を与えられ蒲生頼郷と名乗る!

しかし家康はまだ利用する!
・大和に32,000石
・息子に美濃で10,000石を与える!
その代わりに大阪城に入城しろと!
スパイになれと!
生き延びることが勝利だと!!
何と言われようともだ!!!


〇 木下昌輝「怪僧恵瓊」(安国寺恵瓊)
恵瓊は評価が定まらぬ人物か??
信長が高転びする??
秀吉を評価した?
これが評価の元か??
「司馬遼太郎 もはや神か?」
外交僧である!!

織田、毛利の間で動く?
播州を織田から一挙に毛利に変えた??

毛利に滅ぼされた安芸武田家の出である!
毛利に恨みがある!

毛利秀元!
毛利家を継ぐ予定が、輝元に実子が出来て継げない!
秀吉は同情して給知分配を命じるが、秀吉の死で実行されなかったが、
家康がぶり返す!

輝元は大阪城に!
秀元は西の丸を攻める!
吉川広家にとっては悪夢か??
恵瓊を信用していない!

中国での本能寺の変での毛利の和睦を主導し、不満がある!
確か5ヶ国譲渡を交渉したが、評価されない!
要は三成と正則の対立か??
恵瓊と広家??
恵瓊は三成に付く!

広家は策を講じる!
・輝元を大阪城に留める!
・関ヶ原で毛利は戦わない!
・輝元にまず西を抑えることを提案する!

毛利秀元はヤル気満々である!
関ヶ原では南宮山に陣を構える!
毛利秀元15,000である!
長曾我部盛親、長束正家、安国寺恵瓊、吉川広家が前衛である!
これが問題になる!
広家は黒田長政に通じている!
本領安堵の保証は??
黒田長政と福島正則が起請文をだす!
宇喜多秀家の使者 玉木左兵衛!
本多正信の次男である!

小早川秀秋が松尾山を下りる??
どちらの味方か?
広家は秀元を参戦させない?
その為には広家が動かいことだと!
要は通り道を塞ぐ??
関ヶ原の開戦で、ついに秀元本人が問い詰めに来る!
これを仲裁したのが、安国寺恵瓊??
秀元は折れる?
結局何もせずに傍観し、徳川が勝つ!

その後広家は恵瓊と会う!
・起請文があてになるのか?
・この勝因は??
・小早川秀秋の裏切り
・吉川広家の参戦防止
・輝元が大阪城に居続けたこと!
・これを内府が見逃さない! 取り潰し??
・恵瓊は毛利に恨みも恩もある!
・復讐も取り潰しまで考えていない?
・本多正信も内通している! 保険をかけている!

吉川広家の戦いが始まる???


〇 矢野隆「丸に十文字」(島津義弘)
島津である!
西に付こうとして、伏見城入城を断られて西に属する!
島津義弘ほどの実戦体験がある武将は、この時期家康だけである?
三成如きの言うことを聞けない???

関ヶ原では動かない! 総勢1,500人!
これは他人の戦である!
家康と味方すると約束したが、
伏見城入城を断られる!
三成に軽んじられる?
夜襲を提案しても取り上げられない!
流れに身を任せる?

三成の使者が馬から降りなかった?
三成自身も参戦を要望するが………

秀秋の裏切りを褒める??
これほど効果のある裏切りを知らないと!
戦いが終わり、まわりは敵だらけである??
家康と勝負する?
島津の戦いである!
福島正則は手を出さない!
こう言う兵は死に物狂いである??

徳川の陣である! 本多忠勝、井伊直政、松平忠吉!
本多忠勝が立ちふさがる!
迫力がある!!
「止めんか」
結局逃げ帰る!
生き残りは80人???
薩摩の強さ思い知らせた!!


〇 冲方丁「真紅の米」(小早川秀秋)
秀秋の経歴を調べた!
こう言うのは不幸である!
自分の力は何も無い?
単に生まれだけである!
秀吉の身寄りの少なさで無理やりである!
12歳でアル中???
教育は受けたのか??

・天正10年 1582年 木下家定(高台院の兄)の五男として長浜に生まれる
・天正13年 1585年 羽柴秀吉の養子で、高台院に育てられる
・天正16年 1588年 後陽成天皇の聚楽第行幸では
内大臣・織田信雄以下6大名が連署した起請文の宛所が金吾殿
この際、秀吉の代理で天皇への誓いを受け取る  6歳?

・天正17年 1589年 秀吉の後継者候補として7歳で元服、丹波亀山城10万石を与えられる
・文禄元年  1592年 従三位・権中納言兼左衛門督に叙任し、「丹波中納言」と呼ばれる
諸大名からは関白・豊臣秀次に次ぐ、豊臣家の継承権保持者ともみられ、
秀秋に取り入ろうとする全国の大名から接待攻勢を受ける!!
12歳にしてアルコール依存症??

・文禄3年 1594年 小早川隆景と養子縁組
・文禄4年 1595年 秀次事件に連座し丹波亀山領10万石を改易
・慶長2年 1597年 秀吉より発せられた軍令により秀俊の朝鮮半島への渡海
・慶長3年 1598年 帰国後、越前北ノ庄15万石への減封転封命令
・慶長3年 1598年 秀吉が死去
・慶長4年 1599年 徳川家康ら五大老連署の知行宛行状が発行、
筑前・筑後に復領、所領高も59万石と大幅に増加

・慶長5年 1600年 伏見城の戦いでは西軍として参戦し、
1万5千の軍勢を率い、関ヶ原の南西にある松尾山城入城し、裏切る!

・慶長7年 1602年 関ヶ原の戦いから2年後21歳で急死

子沢山の兄弟である! 運命が変わった?
・木下勝俊
・木下利房
・木下延俊
・木下俊定
・秀秋
・木下俊忠
・木下秀規
・周南紹叔

と言うことで秀秋である!!
ここでは何でも与えられて本人もどうかなと思っている?
賢い子と思われた! 読み書きの習得も早かった??

毛利家に養子として送り込む?
これは小早川隆景が小早川家の養子にして毛利本家を守った!

秀次切腹!
一族郎党を処刑、秀秋も領地没収!
14歳である!
何の人生なのか??
秀秋は己を隠す!
16歳で単独で文書を発行する!
朝鮮では総大将になる!
救援に自ら赴くが、帰国後三成に弾劾される!
「総大将としてあるまじき軽率」
何のための朝鮮なのか?
朝鮮を懐柔せず女子供の鼻を削ぐ?
恨みしか残らない!
ましてや人買いでもある!

秀吉が死に動乱に?
秀吉は秀次を殺し、一族を殺し豊臣の勢力を削いでいる!

関ケ原の合戦である!!
・父 木下家定 大阪城で西軍
・木下勝俊 伏見城で東軍
・木下利房 傍観気味の西軍
・木下延俊 傍観
・木下俊定 西軍
・秀秋
・木下俊忠
・木下秀規 西軍 大阪の陣で死亡
・周南紹叔 僧

秀秋は家康になびく??
三成は関白就任に黄金300枚を贈る!
伏見城に入城しようとして断られる!
のなりくらりかわすが、大垣城に行き松尾山に陣取る!
関ヶ原で裏切る!
家康勝利である!
祝勝に行くが………

備前・美作55万石! 栄転である!
裏切者の汚名を着る!
最後は血を吐き毒殺される???
どうかな?? 
無嗣改易になる!
旧領 筑前は黒田長政に与えられる!


〇 葉室麟「孤狼なり」(石田三成)
大分変っている???
三成VS恵瓊!!
過去に因縁がある???
光秀亡き後、山崎で会う!
恵瓊に小姓を世話して欲しいと?
衆道??
三成でもよいと??
忘れられない??

次は九州の合戦後である!
恵瓊は?
・伊予23,000石!
・直臣
・三成に近づく!
・三成に言う! 好き嫌いが顔に出る?? お若いと??

駆虎呑狼の計  三国志である!
二虎競食の計が失敗に終わった事で、 荀彧が次の対策として曹操に提案した計略!
穴の中にいる虎の前に豹が現れれば、虎は穴を出て豹を追いかけ、
虎が留守にした穴を狼が必ず狙ってくると!!

駆虎呑狼の計を仕掛ける相手は、
二虎競食の計が失敗に終わった相手である劉備と呂布で、
虎が劉備、狼が呂布! 豹は袁術が選ばれる!

皇帝から劉備に対して、
「袁術が漢王朝の命令に従わないので討ちとれ!」
曹操から袁術に、
「劉備が袁術を倒したいと皇帝に願い出てきた」
曹操・荀彧の狙い通り、劉備と袁術が戦いが始まる!
戦っている間に、呂布が徐州を奪い取る!

つまり、関ヶ原で
・虎 家康
・豹 上杉景勝
・狼 毛利???
三成は毛利を信用していない!
恵瓊は天下二分を言う?
・西 毛利
・東 徳川
では豊臣は??
毛利の下に付くしかない??
三成は飲めるのか??

毛利の策にのらなければ毛利は動かない!
毛利秀元、輝元は温存される!
が家康に対抗できる将がいるのか??

合戦で大谷吉継は三成の言うように戦死する!
三成は捕らわれて恵瓊に会う!
虎狼の戦い??
駆虎呑狼の計??
これで毛利を利するわけにはいかない!!
三成は秀秋を北政所を動かして裏切るように仕向けた!
それほど毛利を恐れた? 嫌ったか?
秀秋の裏切りで負けたので毛利に遠慮することはない!
豊臣恩顧の大名も裏切れない!
勝ったものはいないと!!
毛利は120万石を取り上げられて、≒36万石になる!!

 


決戦!関ヶ原・伊東潤・吉川永青・天野純希・木下昌輝・矢野隆・冲方丁・葉室麟

 

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